【葉酸】ポリグルタミン酸?モノグルタミン酸?なんぞやのお話


厚生労働省も言っている、妊娠したら、いや妊娠前から「葉酸を摂取を推奨します」






はいはい。葉酸ね(๑¯ω¯๑)





葉酸サプリメント飲んだらいいやつね。







ってちょっと、待った ―――!!!







何でサプリメント飲むのか知ってる?










答えましょう!




それは
ポリグルタミン酸とモノグルタミン酸では、身体に吸収される割合が全然違うから







今回は、葉酸は葉酸でも吸収率の異なるポリグルタミン酸とモノグルタミン酸の違いについてを説明していきます ꙳✧˖°



ポリグルタミン酸型葉酸


ポリグルタミン酸型とは、天然葉酸と言われる葉酸です。



食事性葉酸とも呼ばれ、食材の中に含まれる葉酸のことを言います。




食材の中に含まれている葉酸としては、

  • ほうれん草
  • モロヘイヤ
  • ブロッコリー
  • えだまめ
  • いちご
  • うなぎ
  • いわし


などなど、いろんな食材に含まれています。




ポリグルタミン酸型の良いところは、普段から食べている食材で葉酸が摂取できるので安心できるというところ!







ただ、このポリグルタミン酸型、残念なところが…


1.熱に弱く溶けやすい

そもそも葉酸は水溶性ビタミンなので、加熱すると栄養素が外に出てしまう傾向にある…

かといって生で食べるにはちょっと抵抗があるような食品が多い。





2.消化の段階で葉酸の栄養素が失われる


体内に摂取されたポリグルタミン酸型葉酸は、消化の過程でモノグルタミン酸型葉酸に変化して吸収されるため、体内に吸収されるまでに葉酸が失われやすい。




そのため、ポリグルタミン酸型葉酸は、調理中の加熱や消化の過程によって約50%が失われる





食材からの葉酸摂取ってかなりの量を食べないと推奨量には届かないことが多いですね。




根性でめちゃくちゃ食べるなら話は変わってきますけど、、





食材だけで摂取してやるっていう根性




 わたしは好きよ




モノグルタミン酸型葉酸

グルタミン酸型とは、合成葉酸と言われる葉酸です。


合成と言われるくらいだからわかる通り



サプリメントなどに含まれる葉酸のこと





先程も触れたように、天然葉酸のポリグルタミン酸型は、消化の過程でモノグルタミン酸型に変更されてから吸収するので、どうしても吸収率が下がってしまうのですが、




サプリメントに含まれる葉酸は、ほぼモノグルタミン酸型葉酸なので、体内にそのまま吸収される!!





体内への吸収率の違いはなんと


▷ポリグルタミン酸型50%


▷モノグルタミン酸型85%


参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書




吸収率の差 過ごすぎる件、、、





誰がどう見たってモノグルタミン酸型を摂取した方が効率良い





ということで


厚生労働省もサプリを勧めています

厚生労働省:妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領にて以下のように述べてます。

多くの場合、妊娠を知るのは神経管ができる時期よりも遅いため、妊娠に気づく前の段階から葉酸を十分に摂取していることが大切です。この時期に葉酸のサプリメントを摂取することにより、神経管閉鎖障害のリスクが低減することが数多くの研究で明らかになっています。神経管閉鎖障害を予防するためには、通常の食事に加えて、サプリメントや食品中に強化される葉酸として 400μg/日摂取することが望まれると日本人の食事摂取基準で示されています(表 4)。

000776926.pdf (mhlw.go.jp)



要は、妊活中から葉酸を摂取しておく必要ということ。





この厚生労働省が出している「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領」には、



意識的に葉酸サプリメントや強化された食品として摂取することが大切です。



と、サプリメントの摂取も推奨しているんですね。





では、なんでこんなに妊娠前から葉酸サプリメントを勧めるのかってところです。




葉酸は赤ちゃんの障害を予防する

先程、厚生労働省が出している、「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領」の文中に、



神経管閉鎖障害のリスクを軽減する



という文があったと思うんですけど、要はこの生まれつきの障害を防ぐために葉酸の働きが非常に大事だから、妊娠前から摂取しておいてねって話。





神経管閉鎖障害とは

神経管とは、脳や脊髄などの中枢神経と言われる重要な神経のもとのことで、赤ちゃんの命に欠かせない重要な部分になります。




簡単に言うと、その重要な神経管がうまく閉じなくなる障害が神経管閉鎖障害



脳や脊椎の神経管の癒合が不十分となり、異常をきたすということ。





代表的な疾患を説明していくと、、、


二分脊椎

脊柱管の一部の形成不全により、背骨の中にあるべき脊髄が外に出ている、またはそれに近い状態のこと。産まれたときに、腰部の中央に腫瘤があるものが最も多い。


神経の癒着や損傷が生じてしまい、様々な神経障害が出現する可能性がある。症状は軽度のものから重度のものまでと様々。

脳瘤(のうりゅう)

脳瘤とは、頭蓋骨の一部が欠損し、頭蓋骨の中身が頭蓋骨の外にこぶのように出た状態。


外から見ると丸くて柔らかい瘤のように見えるのが特徴。

無脳症

大脳の部分が全くない、もしくは欠損して小さな塊に萎縮した状態。


お腹の赤ちゃんに脳がない状態
お腹の中では脳がない状態で育ちますが、出産後、泣くことも息をすることも出来ないかもしれない状態です。




神経管閉鎖障害って命に係わる障害なんです。



その障害を予防できるから、葉酸の摂取が国を挙げて勧めているわけ。






サプリメントの服用って赤ちゃんの身体に悪影響にならないのか、心配になる方もいますよね。






 大丈夫ですよ





わたし、1人目妊娠時からずっと葉酸飲んでたけど、息子めっちゃ元気!!



なんなら体めっちゃ強い!!








逆に飲まない方が赤ちゃんの命が危ないから飲みましょう



最後に

最後までご覧くださって、ありがとうございました .⌖꙳✧˖°



ポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型葉酸についての説明から、




神経管閉鎖障害の話になって、ちょっと怖い話になってしまいましたね m(__)m




妊娠を希望しておられる
現在妊娠中の方




赤ちゃんのために
健康な身体を保ちましょうね ✽.。.*










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